あの日　わたしは

千葉県浦安市- ここのところから水が噴き上がって、本当に高く噴き上がって。あっという間にどろどろになっていきました。怖かったですね。もう、ここにはいられないと思いました。一刻も早く外に（連れて）出て行かないと、とその時は思いました。千葉県浦安市にある弁天（べんてん）保育園の園長・岩間真佐代（いわま・まさよ）さん。液状化の被害にあった保育所から、子どもたちを連れて、小学校へと避難しました。東京湾を埋め立てて作られた千葉県浦安市。東日本大震災では、市内の８割以上が液状化する大きな被害が出ました。被災した保育所の一つ、浦安市立弁天保育園。０歳児から５歳児まで１３０人ほどの子どもたちを預かっています。地震が発生した午後２時４６分は、ちょうどお昼寝の時間でした。揺れが始まってすぐにこれが、壁の後ろの方に倒れていきました。だーんという音がして、びっくりしました。