あの日　わたしは

福島県富岡町- 東京電力・福島第一原発ですか、そこでですね、電源が落ちたということで、電源車が各県、各方向から来るということで。電源車を東電の第１まで先導しろという指示があったものですから。福島県双葉警察署の交通係長、大泉勝実さん。電源が喪失し、冷却機能が失われた福島第一原発まで、電源車を先導しました。双葉警察署の管轄は、浪江町、双葉町、大熊町など、８つの町村に及びます。震災当時は、管轄区域の津波と原発事故の対応に当たりました。あの日、大泉さんは富岡町で、交通事故の処理をしていたとき、震度６強の強い揺れに襲われました。近くに病院とかホームセンターとか薬局さんがあったもんですから、そこから人がどんどん出てくる感じですね。本当に騒然となったって感じだったですね。大津波警報が出たことを知った大泉さんは、住民たちを高台へと誘導します。