あの日　わたしは

宮城県南三陸町- 津波という災害に対する意識は非常に強く持って。ちゅうちょせずに避難させたことが一番だったと思います。宮城県南三陸町で、水産加工場を経営している高橋正宜さん。高橋さんは会社にいたおよそ７０人の従業員をとっさの判断で無事に避難させました。高橋さんの水産加工場は、父親の代から５０年以上続いてきました。地元産の銀ざけなどの切り身を生産。徹底した温度管理で保つ新鮮さが自慢でした。地震が発生した当時、高橋さんは会社の応接室で接客中でした。これはとんでもないと思ったので、ここの扉を開けてですね、ここが事務所でしたので、事務所の様子うかがいにこの部屋に入ったら、机の上のものはひっくり返ってましたし。あわてて外に出た高橋さん。こういうふうに出てきましたら、ほとんどの従業員が、避難訓練をしていたということもあったので、このあたりに集まってました。