あの日　わたしは

宮城県仙台市- そうですね。緊迫していましたですね。仙台港に3時に10メートルの津波という放送があったんですね。それを聞いて10メートルというのは、今まで三陸沖地震で来るのが高くても4〜5メートルという話で聞いておったんですね。これ、10メートルが来たらどうなるんだというのをですね、その時考えました。じゃあ、このままいたら危ないなと。仙台市宮城野区のビール工場で、副工場長を務める内田努さん。従業員や地域の住民４８１人の避難誘導を陣頭指揮しました。仙台港のそばにあるビール工場です。あの日、工場では、およそ３５０人が働いていました。震度６強の揺れでタンクが倒壊、大量のビールが流失。ラジオは、大津波警報を伝えていました。