証言記録　東日本大震災

岩手県陸前高田市- やっぱり直前まで一緒に活動していた消防団員とか、あとは友達、その11日の段階では、私も家族の安否は分かっていなかったので、みんな大丈夫なのかなっていうのがありましたので、はい。まあとにかく早く動きたかったです。岩手県、陸前高田市消防団、高田分団の消防団員、白江威晴（しらえ・たけはる）さんです。震災当日、住民の避難誘導に当たり、自分も津波に流されそうになりましたが、翌朝から住民の捜索にあたりました。陸前高田市消防団、高田分団。高田町を管轄するこの分団は、津波が来る寸前まで、住民の避難誘導にあたっていました。高田分団は、管轄するエリアによって１部から６部に分かれていました。白江さんは、１部に所属していました。１部は、海に近い地域を管轄し、市内最大の避難所の１つだった、市民体育館周辺も管轄していました。５０代から２０代まで２０人の団員が活動していました。