福島県内における大規模な内部被ばく調査の結果　早野龍五教授からの活動報告２｜東京大学基金

福島第一原発事故は、福島県内の土壌を放射性セシウムで汚染。福島市や郡山市などの人口密集地においても、セシウム137の地表沈着度が１平方メートルあたり約10万ベクレルもあり、チェルノブイリ事故から得られた知見をそのままあてはめると、住民の方々の食品由来の内部被ばくが、年に数 mSv を超えると懸念された。東京大学大学院理学系研究科 早野龍五教授は給食のまるごとセシウム検査と、ホールボディーカウンター（WBC）検査に取り組み、福島県内の放射性セシウム摂取の実態を明らかにし、被ばく低減につなげる活動を行っている。