全国の医師8割が、個人的には「被災地に行きたい」 ただし医薬品不足や停電対応など、自院の体制見直し迫られる － 株式会社QLife（キューライフ）

2011年4月8日 全国の医師に、「東日本大震災で、自身の医療現場がどのような影響を受けているか」「被災地の医療支援として、どんな取り組みをしているか」を確認した。１）大震災の影響で医薬品不足を心配する声は、首都圏と首都圏以外とでほとんど差がなく、全国で7割の医師が自分の患者への医薬品不足の可能性を指摘した。具体的には、「チラーヂン」「漢方薬」「ディナゲスト」などが挙げられた。２）医薬品不足以外でも、様々な不安に医師は直面している。「停電」「人員不足」「患者増減」「放射能」「水・食料不足」「施設改修費用」など。特に計画停電実施地域やその近接地域では、停電関係の混乱を心配する声が圧倒的に多い。３）不安要素の解消は困難な様相だ。特に、「停電」「人員不足」関係では、具体的な手立てがなく「耐えるしかない」と考える医師も半数近くに上る。４）8割の医師が、被災地の医療支援に「行きたい」と考えている。ただし、実際に行動に移したりその可能性が高い医師は12%に留まり、なかなか自分の現場を離れることは難しい。５）被災地の医療を支援するため、義捐金寄付などは広く行われており、「長期処方」「被災