広島薬剤師会｜東日本大震災災害派遣報告 中国ブロック2011 4/14~4/18 -pdf

必要人数の確保について会との連携ができておらず、人員不足の状況が曜日により発生し ているため人を送る側もそこの所をきちんと詰めておいてもらえばと思います。このような状況がいつ終息するのか未だわからない中で、現場では前向きに生きていこうとする人達もいれば、診察中に辛さのあまり涙を流されている方もいました。Ｄｒは充分な時間をとり患者さんの声に耳を傾けています。薬も必要だが、これからは心のケアが本当に必要になってくるのではと切に感じました。一緒に同行した岡山の石川先生が言っておられたことに同感したのですが、被災者の方への対応において一歩誤れば今後の生活における依存体質をつくりかねない。もう何でもかんでもという過渡期は過ぎようとしている中で、自立の支援と共に心のケアを念頭においた対応が必要ではないだろうかと思いました。