東日本大震災で浮き彫りとなったのは、情報が失われることの恐ろしさである。レセコンの業界シェアトップに位置する三洋電機でも、多くの被災地の店舗でレセコンが使えなくなり、患者情報にアクセスできなくなる事態となった。このような事態に陥った背景には、情報を店舗内だけで完結させている従来のバックアップシステムの在り方にも一因があったといえる。津波で店舗そのものが壊滅状況になり、福島原発の影響で店舗に戻れなくなる状況でも、患者さんの情報は確実に必要になってくるのだ。今後は、ネットワークを介して、外部にデータバックアップをしておく必要がある。そのシステムとはどのようなものがあるのか。導入に際して、コストほか考慮すべき点はどのようなことなのか。メディコムネットワークデータバックアップサービスの開発・企画に関与した三洋電機(株)メディコム事業部調剤システム部調剤企画課の前田利勝氏と、独自のデータバックアップシステムを運用している日本調剤(株)インテリジェンス部の少林正彦氏・システム部の高橋真二氏にお話を伺った。
東日本大震災で浮き彫りとなったのは、情報が失われることの恐ろしさである。レセコンの業界シェアトップに位置する三洋電機でも、多くの被災地の店舗でレセコンが使えなくなり、患者情報にアクセスできなくなる事態となった。このような事態に陥った背景には、情報を店舗内だけで完結させている従来のバックアップシステムの在り方にも一因があったといえる。津波で店舗そのものが壊滅状況になり、福島原発の影響で店舗に戻れなくなる状況でも、患者さんの情報は確実に必要になってくるのだ。今後は、ネットワークを介して、外部にデータバックアップをしておく必要がある。そのシステムとはどのようなものがあるのか。導入に際して、コストほか考慮すべき点はどのようなことなのか。メディコムネットワークデータバックアップサービスの開発・企画に関与した三洋電機(株)メディコム事業部調剤システム部調剤企画課の前田利勝氏と、独自のデータバックアップシステムを運用している日本調剤(株)インテリジェンス部の少林正彦氏・システム部の高橋真二氏にお話を伺った。