岩手県宮古市重茂 漁協軸に共同体が機能| 長周新聞

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2011年6月13日付 本州最東端に位置している岩手県宮古市の重茂(おもえ)半島では、40㍍近い津波に襲われた地区も少なくなかった。「高き住居は児孫の和楽 想へ惨禍の大津浪 此処より下に家を建てるな」の石碑がある同半島の姉吉地区では、先祖たちが伝えた津波の教訓を守り、高台に暮らしていたおかげで多くの人人が難を逃れた。  半島は杉やブナなどの山山に囲まれたリアス式海岸特有の切り立った地形で、住居が比較的高い位置に存在し、高台にあった重茂漁協の本所も無傷だった。漁協から急な坂道をくだっていくと、巨大な岩場の間に小さな漁港がある。沖合に設置されていたはずの巨大な防波堤はなぎ倒され、加工施設も骨組みだけの姿をさらしていた。そのなかを漁協組合員やその婦人たちが、瓦礫の撤去や分別作業をこなしていた。震災後は最低賃金相当ではあるが漁協から給料が支給され、「少しでも稼ぎが入るから助かる」と語られていた。失対事業のような仕組みが独自に動いていた。
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39.5807211, 142.0219419
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39.5807211,142.0219419
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岩手県宮古市重茂 漁協軸に共同体が機能| 長周新聞
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2011年6月13日付 本州最東端に位置している岩手県宮古市の重茂(おもえ)半島では、40㍍近い津波に襲われた地区も少なくなかった。「高き住居は児孫の和楽 想へ惨禍の大津浪 此処より下に家を建てるな」の石碑がある同半島の姉吉地区では、先祖たちが伝えた津波の教訓を守り、高台に暮らしていたおかげで多くの人人が難を逃れた。  半島は杉やブナなどの山山に囲まれたリアス式海岸特有の切り立った地形で、住居が比較的高い位置に存在し、高台にあった重茂漁協の本所も無傷だった。漁協から急な坂道をくだっていくと、巨大な岩場の間に小さな漁港がある。沖合に設置されていたはずの巨大な防波堤はなぎ倒され、加工施設も骨組みだけの姿をさらしていた。そのなかを漁協組合員やその婦人たちが、瓦礫の撤去や分別作業をこなしていた。震災後は最低賃金相当ではあるが漁協から給料が支給され、「少しでも稼ぎが入るから助かる」と語られていた。失対事業のような仕組みが独自に動いていた。
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http://wayback.archive-it.org/2438/20110301000000/http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/gyokyoujikunikyoudoutaigakinou.html
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