清水建設｜驚異の素材！ 塗るだけでコンクリート構造物がパワーアップ ／ニュースリリース2012年

清水建設と防衛大学校、三井化学産資の三者は共同で、コンクリート構造物の表面に樹脂を薄く被覆するだけで、構造物の変形性能を飛躍的に向上させる補強工法「タフネスコート」の実用化に目途を付けました。東日本大震災では、石油タンクの防油堤の損傷による重油の漏出、防波堤の破壊による津波被害の拡大、橋桁や建築物の流失による物的被害などが報告されており、こうした被害を軽減できる補強技術の開発が急務になっています。タフネスコートが実用化されれば、脆弱な既存構造物でも破壊が生じにくい粘り強い、変形追従性能に優れた構造物に生まれ変わることが可能です。このため三者は、構造物の補強設計に必要なデータを引き続き収集し、早期の設計手法の確立を目指します。