木山啓子のJEN事務局長ブログ「曲則ち全なり、枉（おう）則ち直なり」: 東日本大震災から二年 － ある日突然。

2013年3月11日　復興は何を目指すのか、それを誰が決めるのか。過疎が進行していた地域でインフラが破壊されれば、過疎が更に進むのは残念ながら避けられない。だからこそ復興は、『元通り』を目指させない。失った全てを元通りにすることが復興ではないし、残念ながらそれは不可能だ。だとすると『本当に望んでいるのはどんな暮らしか』という問いに、人々が心から答えられたとき、そこが復興の目的地となる。...被災して多くを失った人々がその問いに本心から答えられるようになるにも、時間がかかる。だから、『ゆっくり急ぐ』が合言葉となるのだろう。気持ちを引き出すためにも、引き出した気持ちの実現のためにも、少しでも多くの外部からのサポートがまだまだ必要だ。