JOYO ARC｜企業の景況感は東日本大震災の影響により大幅に悪化 ～茨城県内主要企業の経営動向調査結果2011年4～6月期から-pdf

JOYO ARC 2011年8月号 より 生産活動は、震災によって生じた供給制約を背景に、総じてみれば停滞している。住宅投資は、震災による着工の遅れや住宅購入手控えの動きが顕在化するなど悪化している。設備投資は、一部で震災による修復需要が生じるなど、持ち直しの動きがみられる。公共投資は、足もとでは減少している。個人消費は、乗用車販売ではメーカーからの供給制約が続き前年を大幅に下回る一方、大型小売店販売では震災後の悪化から急速に回復している。雇用情勢は、改善のペースが鈍化している。このように、（茨城）県内経済は、東日本大震災後の停滞が続く中、持ち直しの動きもみられる。