宮城全労協ニュース No 194号 2011年5月29日

被災者（東松島市野蒜地区）からの手紙 水没しそうなクルマから赤ん坊を抱え上げて、ほかの人にわたし、電柱のようなものにつかまって“助けてけろ～っ”と叫んでいる男の人のところに向かおうとしたとき、私のクルマの中から両親が“クルマに水が入ってきたど～っ”と叫ぶ声がしたため、急いでそちらに戻りました。すでに車内はだいぶ水が入り、父・叔父・母の順で外に連れ出しましたが、高齢のため思うように体が動かず、最後に母が出るころには、クルマは半分以上が水の中に沈みかけていて、こちらも必死で連れ出しました。