岩手経済研究　2013年6月号｜東日本大震災から２年経過 ～アンケート調査（第３回）からみた県内企業の経営の現況と今後の見通し～

当研究所では震災直後の23年９月と１年後の24年３月に県内企業を対象として「東日本大震災の影響調査」 を実施したが、 本稿は、前回と同一の調査先を対象に３回目となるアンケート調査を行ったものである。県内経済は全体として持ち直しの動きが続いており、今後復興事業の拡大と本格化に伴う直接・間接の波及効果により、景気の押し上げが期待されている。震災から２カ年経過時点での足元の回復状況や今後の見通し、復興を早めるための課題等につい て探った。