東日本大震災復旧・復興作業時の石綿飛散状況 | 労働安全衛生総合研究所

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建築物解体作業現場においては、石綿繊維が高濃度で飛散した事例が確認されています。特に、仙台市のビル解体工事の事例では、敷地境界で100本/ℓを超える石綿濃度が測定されました。この事例では、事前調査が不十分であったことが原因であるとされています。他にも、機器の不具合等が原因と推定される高濃度事例が国及び自治体の調査で複数明らかになっています。このことについては、解体件数が多いために解体作業に不慣れな業者が新規に参入し、きちんとした漏えい防止対策が取られていないのではないかという指摘もあります。また、実はこういった建築物解体作業時の石綿の漏えいは、被災地に限った問題ではありません。被災地以外で通常行われている解体・改修工事においても、震災前から同様の事例の報告があります。厚生労働省では、平成24年5月に「建築物等の解体等の作業での労働者の石綿ばく露防止に関する技術上の指針」を制定する等、より一層のばく露防止対策の徹底が図るために関係事業者への指導を実施しているところです。また、環境省においても大気汚染防止法の改正により、漏えい防止対策をより強固なものにすることが議論されています。
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Japanese
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東日本大震災復旧・復興作業時の石綿飛散状況 | 労働安全衛生総合研究所
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建築物解体作業現場においては、石綿繊維が高濃度で飛散した事例が確認されています。特に、仙台市のビル解体工事の事例では、敷地境界で100本/ℓを超える石綿濃度が測定されました。この事例では、事前調査が不十分であったことが原因であるとされています。他にも、機器の不具合等が原因と推定される高濃度事例が国及び自治体の調査で複数明らかになっています。このことについては、解体件数が多いために解体作業に不慣れな業者が新規に参入し、きちんとした漏えい防止対策が取られていないのではないかという指摘もあります。また、実はこういった建築物解体作業時の石綿の漏えいは、被災地に限った問題ではありません。被災地以外で通常行われている解体・改修工事においても、震災前から同様の事例の報告があります。厚生労働省では、平成24年5月に「建築物等の解体等の作業での労働者の石綿ばく露防止に関する技術上の指針」を制定する等、より一層のばく露防止対策の徹底が図るために関係事業者への指導を実施しているところです。また、環境省においても大気汚染防止法の改正により、漏えい防止対策をより強固なものにすることが議論されています。
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http://wayback.archive-it.org/2438/20110301000000/http://www.jniosh.go.jp/publication/mail_mag/2013/55-column.html
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