Vol.053 「復興？　もういいでしょう？」は本当か？【後編】 - そこそこ週刊・畠山理仁 - BLOGOS(ブロゴス)メルマガ

２０１１年４月末。阿部さんは気仙沼で被災した印刷会社４社（双葉印刷株 式会社、有限会社愛隣オフセット印刷社、有限会社須田印刷、菅原印刷）に声 をかけ、無料の地元情報紙『週刊気仙沼復興マガジン』を創刊することを決め た。この頃、ようやく新聞折込が再開された時期だった。「他の印刷会社は競争相手でしたから、もともと交流はありませんでした。でも、当時はそんなことは言っていられない。震災を機に連絡を取り合い、『気仙沼復興印刷隊』として地元商店の情報を発行することにしたんです」