名取市閖上「ゆりあげ港朝市」再開から３ヶ月。震災前比２倍の集客力の秘密は【後編】 | 東北復興新聞

地元に根ざす。だから広がる。 　また、品揃えと価格設定も、朝市の大きな魅力となっている。陳列されている商品を見れば、あくまで地元住民の日々の食卓を意識していることが伝わってくる。「地元客は価値を分かってる。安い値段で良いものを売って食べさせないと満足してもらえない」と櫻井さんが話す通り、500円も出せばどっさり海産物を買うことができる。観光地化を目指すのではなく、地元客を満足させるような朝市を作ってきたことで、結果的に外からも人がやってくるのだ。