全国中学生人権作文コンテスト 社団法人日本新聞協会会長賞 『支えあって生きる』林凌平: 埼玉県人権啓発活動ネットワーク協議会

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初めて学校に行く日は、とても緊張していた。自分が福島から来たことで、被曝者と言われたりしないか、無視されたりしないか、汚いものを見る目で見られたりしないか、不安でしょうがなかった。しかし、友達の反応は違っていた。自己紹介で、福島から避難してきたことを聞いた時は、一瞬驚いていたが、次の瞬間からは他の友達となんのかわりもなく接してくれた。みんなの態度は、ぼくにとって、とてもありがたかった。かわいそうにと思われてもかまわないが、ぼくは一人の中学一年生として、生活がしたかった。校長先生や他の先生方、先輩方にも、時々声をかけていただいたが、普段は他の友達と同じように、時には厳しく、時には優しく接してくださる。そんな生活の中で、ぼくは、自分が避難してきたことを忘れてしまいそうになる。 このように、ぼくは、差別という人権侵害を一度もうけることがなかった。ぼくの人権を尊重し、受け入れてくれた皆さんにとても感謝している。
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Japanese
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全国中学生人権作文コンテスト 社団法人日本新聞協会会長賞 『支えあって生きる』林凌平: 埼玉県人権啓発活動ネットワーク協議会
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初めて学校に行く日は、とても緊張していた。自分が福島から来たことで、被曝者と言われたりしないか、無視されたりしないか、汚いものを見る目で見られたりしないか、不安でしょうがなかった。しかし、友達の反応は違っていた。自己紹介で、福島から避難してきたことを聞いた時は、一瞬驚いていたが、次の瞬間からは他の友達となんのかわりもなく接してくれた。みんなの態度は、ぼくにとって、とてもありがたかった。かわいそうにと思われてもかまわないが、ぼくは一人の中学一年生として、生活がしたかった。校長先生や他の先生方、先輩方にも、時々声をかけていただいたが、普段は他の友達と同じように、時には厳しく、時には優しく接してくださる。そんな生活の中で、ぼくは、自分が避難してきたことを忘れてしまいそうになる。 このように、ぼくは、差別という人権侵害を一度もうけることがなかった。ぼくの人権を尊重し、受け入れてくれた皆さんにとても感謝している。
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http://wayback.archive-it.org/2438/20110301000000/http://www.moj.go.jp/jinkennet/fukuoka/saitama_120518/saitama_ev_b.html
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