幼い難民を考える会｜子どもたちの明日　2014年3月 109号　宮城県多賀城市 おおぞら保育園「デッ キの遊び場ができた！」[pdf]

ちょうど 3 年前のことでした ふだんは静かな昼寝時間の保育室が、 突然の大地震で一変してしまいました。 怯えて泣く小さい子たちをベビーカーに 集め、配達で立ち寄った郵便屋さんと一 緒に、揺れる台車を抑えるのがやっとで した。連絡がつかない保護者の子ども たち 17 人を避難させなければなりませ ん。その日は寒く、避難所の多賀城小学 校への川沿いの道には小雪が舞っていま した。子どもたちに布団を被せ、やっと 校庭にたどり着くと、すでに校庭の隅に も真っ黒い津波が押し寄せていました。 慌てて三階の図書室に駆け上がった時の 動揺と混乱はことばにはなりません。