東日本大震災復興支援松戸・東北プロジェクトニュース　”黄色いハンカチ”　第31号　2015年7月1日発行 [PDF]

それは、遡ること2ヶ月前の 1月28日私の妻の職場で 1月の極寒のさなかに「へびが出たァーッ！」と大騒ぎになった。ある種の動物は地震の予知 が出来るのだ。武門（武術家）である我が家では日頃から危機管理として緊急時の非常持ち出し品の準備電気、ガス、飲料水など生活のためのインフラの対処、避難方法など怠りなくやっていた。当日、私は家の庭先に妻は家で調理をしていた。妻は直ちに火を消し戸外に飛び出し長い地震がおさまるとポケ ットラジオで情報を得ようとし、私はこの途轍もない規模の地震からして、津波と巨大な余震が、続くと考え万が一に備え車を車庫から農道に出し 直ちに発進出来るよう配備した。車には非常持ち出しの品々、それから“武士の魂”を積み後に憂いを残さぬよう電気、ガスなどの処理を施し車の 傍で待機、間もなくラジオから、６ｍの津波が押し寄せると報じたが、何分かして８ｍの高さに訂正、私は「これはまずい！」と車のドアを開け発進の 用意をすると妻が、海の方向に向かって「あれは何？」と言う。