東北電力　東日本大震災復興情報レポート｜一般社団法人 SAVE TAKATA [PDF]

震災当日の東京。「俺たちにできることはないのか?」と連絡を取り合う陸前高田市出身の若者たち がいた。刻々と入ってくる断片的な情報は、故郷が壊滅的な被害を受けたことを示していた。「とにかく陸前 高田に戻ろう」と相談していた元同級生たちは、話し合うにつれ「ただ手ぶらで行くのではなく支援物 資を持って行こう」「情報を集めて発信しよう」と考え直す。すぐにでも駆けつけたい気持ちを抑えつつ、支援物資を集め、現地に行く準備を進める。先発隊は「ガソリンはここで入れられる」「この道路はこうなっている」と道中で得た情報を緊急で立ち上げたホームページにテキストとして掲載。どこで何が起こっているか、口コミ情報の発信を始めた。その中 心となったのは、のちに一般社団法人 SAVE TAKATAの代表理事となる佐々木信秋（ささき・のぶあき）さんだ