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「新幹線の地震対策」第3回「耐震補強と早期検知システム」弊社の新幹線は比較的新しく、高架橋構造とトンネルが大部分になっています。高架橋の柱が地震でいたむ場合のタイプは2つあります。「せん断破壊先行型」は、約45度の角度でせん断力が加わり、折れ落ちてしまうという壊れ方のタイプです。もう一つは「曲げ破壊先行型」といって、柱の先端部や根本部分など、モーメントの一番強いところにしわ寄せがいって、クラックや割れが生じるタイプです。どっちが怖いかと言うと、圧倒的に前者の方が怖いのです。後者は高架橋の全体はゆがみますが、線路自体がそんなに大きく変形することにはなりません。高架橋の破壊タイプを柱の太さや鉄筋の数、コンクリート圧縮強度などから計算して、この柱はせん断破壊先行型か曲げ破壊先行型かを調べ、せん断破壊先行型のものを最優先で耐震補強しようと決めました。
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シリーズ「日本の安全と科学技術」東日本旅客鉄道 常務取締役 鉄道事業本部 副本部長 宮下直人 氏 「耐震補強と早期検知システム」 | SciencePortal
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「新幹線の地震対策」第3回「耐震補強と早期検知システム」弊社の新幹線は比較的新しく、高架橋構造とトンネルが大部分になっています。高架橋の柱が地震でいたむ場合のタイプは2つあります。「せん断破壊先行型」は、約45度の角度でせん断力が加わり、折れ落ちてしまうという壊れ方のタイプです。もう一つは「曲げ破壊先行型」といって、柱の先端部や根本部分など、モーメントの一番強いところにしわ寄せがいって、クラックや割れが生じるタイプです。どっちが怖いかと言うと、圧倒的に前者の方が怖いのです。後者は高架橋の全体はゆがみますが、線路自体がそんなに大きく変形することにはなりません。高架橋の破壊タイプを柱の太さや鉄筋の数、コンクリート圧縮強度などから計算して、この柱はせん断破壊先行型か曲げ破壊先行型かを調べ、せん断破壊先行型のものを最優先で耐震補強しようと決めました。
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http://wayback.archive-it.org/2438/20110301000000/http://scienceportal.jst.go.jp/archives/reports/safety/20111006_01.html
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http://scienceportal.jst.go.jp/archives/reports/safety/20111006_01.html