東日本大震災を経験して 安部 宏 太田西の内病院産婦人科(南相馬市立総合病院休職中)| 一般社団法人関東連合産科婦人科学会

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当院は,東京電力福島第1原発から北に23キロの地点に位置します.この震災の被災地,被災者として経験した日々を報告致します.南相馬市立総合病院は病床数230床で,産婦人科常勤医師は私1人です.3月11日当科の入院患者は産科8人,婦人科2人でした.病棟では分娩誘発を行っていました.震災が発生し,屋外退避に備え,まず入院患者を1階に移動しましたが,今度は津波に備え上階へ移動し直しました.階段での移動のため,歩行困難者の移動が大変でした.院内では,救急患者受け入れ準備を行い,スタッフが集まりました.砂まみれで,冷たくなった患者が次々と運ばれてきました.患者は絶えず,会議室,手術室,廊下と並べられ,まさに救命病棟のドラマの1シーンのようでした.
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Japanese
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東日本大震災を経験して 安部 宏 太田西の内病院産婦人科(南相馬市立総合病院休職中)| 一般社団法人関東連合産科婦人科学会
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当院は,東京電力福島第1原発から北に23キロの地点に位置します.この震災の被災地,被災者として経験した日々を報告致します.南相馬市立総合病院は病床数230床で,産婦人科常勤医師は私1人です.3月11日当科の入院患者は産科8人,婦人科2人でした.病棟では分娩誘発を行っていました.震災が発生し,屋外退避に備え,まず入院患者を1階に移動しましたが,今度は津波に備え上階へ移動し直しました.階段での移動のため,歩行困難者の移動が大変でした.院内では,救急患者受け入れ準備を行い,スタッフが集まりました.砂まみれで,冷たくなった患者が次々と運ばれてきました.患者は絶えず,会議室,手術室,廊下と並べられ,まさに救命病棟のドラマの1シーンのようでした.
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http://wayback.archive-it.org/2438/20110301000000/http://jsog-k.jp/journal/lfx-journal_detail-id-19453.htm
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http://jsog-k.jp/journal/lfx-journal_detail-id-19453.htm