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2011年東北地方太平洋沖地震の広義の余震と考えられている2011年福島県浜通り地震(Mj
7.0)では、大規模な地表地震断層が出現し、多大な建物被害が発生した。この地震は正断
層の活断層帯の地震であるが、周辺で観測された強震動や距離減衰式による検討から、逆
断層の地震と比べて特に地震動が弱くはなかったことを確認した。さらに、地表地震断層
と震源近傍の強震による建物への影響を調べるため、地表断層のごく近傍において建物の
悉皆調査を行い、191棟の建物被害の特徴を整理した。その結果、建物の大きな被害は地表
断層の直上による地盤変状(断層すべりや地盤傾斜)に起因し、強震動による甚大な被害
は殆ど無く、断層の近傍で推定される震度も6弱から5強程度であることが分かった。ま
た地表地震断層の直上の建物では、最大で80 cmにも達する断層すべり変位の影響により、
大きな変形や傾斜による被害が生じたが、耐震性に劣る1棟の寺院の山門を除き、倒壊し
た建物は無かった
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Geolocation
37.3403658, 141.0091883
Latitude
37.3403658
Longitude
141.0091883
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37.3403658,141.0091883
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KH
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KH
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One Page
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Japanese
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Japanese Title
日本地震工学会論文集|Vol.12 (2012) No. 4|2011年福島県浜通り地震の地表地震断層の近傍における建物被害調査 [PDF]
Japanese Description
2011年東北地方太平洋沖地震の広義の余震と考えられている2011年福島県浜通り地震(Mj
7.0)では、大規模な地表地震断層が出現し、多大な建物被害が発生した。この地震は正断
層の活断層帯の地震であるが、周辺で観測された強震動や距離減衰式による検討から、逆
断層の地震と比べて特に地震動が弱くはなかったことを確認した。さらに、地表地震断層
と震源近傍の強震による建物への影響を調べるため、地表断層のごく近傍において建物の
悉皆調査を行い、191棟の建物被害の特徴を整理した。その結果、建物の大きな被害は地表
断層の直上による地盤変状(断層すべりや地盤傾斜)に起因し、強震動による甚大な被害
は殆ど無く、断層の近傍で推定される震度も6弱から5強程度であることが分かった。ま
た地表地震断層の直上の建物では、最大で80 cmにも達する断層すべり変位の影響により、
大きな変形や傾斜による被害が生じたが、耐震性に劣る1棟の寺院の山門を除き、倒壊し
た建物は無かった
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frequency | Once | scope | Page | email | | language | Japanese|
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URI
http://wayback.archive-it.org/2438/20110301000000/https://www.jstage.jst.go.jp/article/jaee/12/4/12_4_104/_pdf
Attribution URI
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jaee/12/4/12_4_104/_pdf