Item Description
2011年東北地方太平洋沖地震の本震及び前震・余震による記録を用いて、東京湾岸におけ
る長周期地震動の検討を行った。本震の速度波形・変位波形には周期約20秒のパルス状の
波が認められる。本震の速度応答スペクトル形状には、地点毎の差異は認められるが、周
期5~10秒の範囲で顕著なピークは見られない。宮城県沖~茨城県沖で発生した前震・余震
でも同様な傾向である。一方、長野県北部の地震では周期5~7秒の卓越が見られ、震源位
置により長周期地震動の励起が異なることが確認された。また、本震の周期7~8秒の位相
速度は、応答スペクトルに顕著なピークがみられた2007年新潟県中越沖地震の位相速度よ
り早く、周期7~8秒の卓越性状と波動成分の関係が示唆される。
Translation Approval
Off
Media Type
Layer Type
Archive
Seeds
Geolocation
35.599406115631, 139.87504361875
Latitude
35.59940611563091
Longitude
139.87504361874994
Location
35.59940611563091,139.87504361874994
Media Creator Username
KH
Media Creator Realname
KH
Frequency
Archive Once
Scope
One Page
Language
Japanese
Media Date Create
Retweet
Off
Japanese Title
日本地震工学会論文集|Vol.12 (2012) No. 5|東北地方太平洋沖地震及びその前震・余震で観測された 東京湾岸の長周期地震動 [PDF]
Japanese Description
2011年東北地方太平洋沖地震の本震及び前震・余震による記録を用いて、東京湾岸におけ
る長周期地震動の検討を行った。本震の速度波形・変位波形には周期約20秒のパルス状の
波が認められる。本震の速度応答スペクトル形状には、地点毎の差異は認められるが、周
期5~10秒の範囲で顕著なピークは見られない。宮城県沖~茨城県沖で発生した前震・余震
でも同様な傾向である。一方、長野県北部の地震では周期5~7秒の卓越が見られ、震源位
置により長周期地震動の励起が異なることが確認された。また、本震の周期7~8秒の位相
速度は、応答スペクトルに顕著なピークがみられた2007年新潟県中越沖地震の位相速度よ
り早く、周期7~8秒の卓越性状と波動成分の関係が示唆される。
old_attributes_text
frequency | Once | scope | Page | email | | language | Japanese|
Flagged for Internet Archive
Off
URI
http://wayback.archive-it.org/2438/20110301000000/https://www.jstage.jst.go.jp/article/jaee/12/5/12_5_192/_pdf
Attribution URI
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jaee/12/5/12_5_192/_pdf