日本地震工学会論文集|Vol.12 (2012) No. 6|ASTER 熱赤外画像を用いた2011年東日本大震災における津波被害把握 [PDF]

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2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震では,津波によって甚大な人的・物的被害 が生じた.津波被害把握には衛星可視画像の利用が容易であるが,夜間には撮影すること ができず,空白の時間が生じる.一方熱赤外センサは,空間分解能は劣るが,夜間でも撮 影可能であり,温度分布により津波浸水地域の把握が可能と考えられる.本研究では,地 震前後のASTER熱赤外バンド画像を重ね合わせ,温度の差を取ることにより浸水被害地域 の抽出を行った.これを同時期のフォールスカラー画像,および国土地理院により作成さ れた浸水マップと比較した結果,昼夜を問わず比較的良好な抽出結果が得られることを確 認した.また,同時期のNDVI画像と比較した結果,熱赤外画像は解像度は劣るものの,湛 水域の把握においてはNDVI画像と高い相関があることが確認でき,その利用は津波のよう な大規模災害においては有効であることを確認した.
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日本地震工学会論文集|Vol.12 (2012) No. 6|ASTER 熱赤外画像を用いた2011年東日本大震災における津波被害把握 [PDF]
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2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震では,津波によって甚大な人的・物的被害 が生じた.津波被害把握には衛星可視画像の利用が容易であるが,夜間には撮影すること ができず,空白の時間が生じる.一方熱赤外センサは,空間分解能は劣るが,夜間でも撮 影可能であり,温度分布により津波浸水地域の把握が可能と考えられる.本研究では,地 震前後のASTER熱赤外バンド画像を重ね合わせ,温度の差を取ることにより浸水被害地域 の抽出を行った.これを同時期のフォールスカラー画像,および国土地理院により作成さ れた浸水マップと比較した結果,昼夜を問わず比較的良好な抽出結果が得られることを確 認した.また,同時期のNDVI画像と比較した結果,熱赤外画像は解像度は劣るものの,湛 水域の把握においてはNDVI画像と高い相関があることが確認でき,その利用は津波のよう な大規模災害においては有効であることを確認した.
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http://wayback.archive-it.org/2438/20110301000000/https://www.jstage.jst.go.jp/article/jaee/12/6/12_6_63/_pdf
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