福島という地の行く末を | FUKUSHIMA Voice: ふくしまの声 | PRAY + LIFE | 東日本大震災・福島第一原発事故と向き合い、生きていく。FUKUSHIMA発ウェブサイト

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当初、ホテルの宿泊客から「原発がやばいかも」とは薄々話は出ていたものの、町が設置した防災無線からは避難とか津波とか放送した記憶はないという。情報は人づてだった。駅前が津波で流され、瓦礫が街中に流れ込んで来ていたことを知ったのも翌朝だった。そして昼頃、平山さんの兄が只ならぬ表情で駆け込んで来て言った。「富岡町は全員避難」いわきに向かう道はすべて地割れ陥没で通行止め、富岡町の人々の避難先は川内村とのことだった。宿泊客は各自の車や、従業員の車に乗り合わせもらっての避難が始まった。平山さんの両親も川内村へと車で出発した。しかし、平山さんは残ったのだった。
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Japanese
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福島という地の行く末を | FUKUSHIMA Voice: ふくしまの声 | PRAY + LIFE | 東日本大震災・福島第一原発事故と向き合い、生きていく。FUKUSHIMA発ウェブサイト
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当初、ホテルの宿泊客から「原発がやばいかも」とは薄々話は出ていたものの、町が設置した防災無線からは避難とか津波とか放送した記憶はないという。情報は人づてだった。駅前が津波で流され、瓦礫が街中に流れ込んで来ていたことを知ったのも翌朝だった。そして昼頃、平山さんの兄が只ならぬ表情で駆け込んで来て言った。「富岡町は全員避難」いわきに向かう道はすべて地割れ陥没で通行止め、富岡町の人々の避難先は川内村とのことだった。宿泊客は各自の車や、従業員の車に乗り合わせもらっての避難が始まった。平山さんの両親も川内村へと車で出発した。しかし、平山さんは残ったのだった。
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http://wayback.archive-it.org/2438/20110301000000/http://www.praylife.net/fukushimavoice/archives/post_29.html
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