熊本地震：風邪などの診察、慢性疾患用の薬の処方を継続 | 活動ニュース | 国境なき医師団日本

国境なき医師団（MSF）の現地チームは4月23日、拠点としている南阿蘇村から阿蘇山を挟んで反対側に位置する阿蘇市へ調査に入った。同市では現在、450世帯、約1200人に避難勧告が発令されている。これまで国内の災害医療ネットワークが対応していたが、同組織が熊本県での任務を終了するという情報を得たため、現地の被災状況ならびに医療ニーズ、救護体制の調査を行うこととなった。途中、震災被害の多い場所はあったものの、地域一帯の避難所には急性期後の医療体制が敷かれる予定と確認し、MSFの医療活動は現段階では必要ないと判断した。