大阪大学リポジトリ｜熊本地震の支援現場における宗教者と市民アクターとの連携

「協働型社会」、「市民協働型まちづくり」、「産官民等のセクターを越えた支援者間の連携強化」などの言葉に表されるように、あらゆる公共課題を「連携」という枠組みで解決しようとする地域政策が散見される。その中で、「防災」や「災害復興」は地域の関心の的となっており、多様な担い手による情報や人的資源の相補が期待されている。災害支援現場においては、宗教者と社会福祉協議会、NPO をはじめとする市民アクターとのさまざまな連携がみられ、宗教者の迅速な行動力と柔軟な姿勢が注目されている。