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Archive
Urayasu Disaster Archive
Geolocation
35.649745, 139.917816
Latitude
35.649745
Longitude
139.917816
Location
35.649745,139.917816
Media Creator Username
浦安市
Media Creator Realname
浦安市
Frequency
Archive Once
Scope
One Page
Internet Archive Status
Not Submitted
Language
Japanese
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Japanese Title
浦安市入船在住 70代男性 震災体験談(震災発生翌日~現在)
Japanese Description
【震災翌日~現在】
●下水が流せないためトイレに困る
電気とガスは大丈夫でしたが、水道は直後から止まったと思います。うちは1階で、外の庭の水だけがちょろちょろと出たんです。水圧が下がる時間帯はだめだったけど、夜中に栓を開けっ放しにしておくと、朝にはけっこう溜まりました。下水は最初、大丈夫でしたが、何日かしてから使わないでくれという指示で使えなくなりました。だから困ったのはトイレですね。ホテルや駅のビルに行くということもけっこうありましたね。簡易トイレを作ってもらったけど、あれもなかなか使いづらくてね。偶然、非常時用のトイレの凝固剤を買って持っていたので、これがすごく便利でした。水はそんなに飲まないし、トイレの水も流さないし、食器もラップをひいて使うから、そんなにたくさんの水は要らないんですよね。トイレが使えなかったのは2週間ぐらいで、下水さえ使えるようになったら、なんとかなりました。水が出るようになった方が先でしたね。
●すぐに団地の防災部が動き出す
入船中央エステートは団地全体がズッとずれたという感じで、建物自体は傾きがあまりなかったです。揺れの向きによるのかもしれませんが、棚の中の物が落ちるというのもなかったですね。翌日、管理組合に防災部が立ち上がりまして、防災部が中心になって故障のあったところとか、年寄りのところだとか、すぐに動き出しました。市と連絡が取れず、給水車の連絡も来ないから、防災部がみんなにマイクで教えて回ったり、年寄りのところに水を運んだりしていましたね。団地の中での防災部の動きというのはすごく良かったですよ。あの団地はもう35年くらいになりましたから、ものすごく仲がいいので、互助という点でもしっかりしていました。
●振り返ってみて思うこと
あれだけ大きな地震でも自分のところが壊れなければ、そんなに恐怖はないものです。かみさんはひとりで家にいてものすごく怖かったって、今でもトラウマみたいになっていますが、ぼくは外にいてあまり恐怖感というのはなかった。
震災の時に足りなかったのは、先が平らなスコップです。団地のみんなで1万5千袋くらい土砂をだしましたが、雪かきの時のスコップが必要でした。
あとはボランティアの受け入れ側の対応が難しかったのではないかと思いますね。ボランティアの人たちが来てくれても、受け入れ側が訓練されていないと、どこをやってほしいということが瞬時に判断できないんですよね。うちの団地は防災部の人たちが準備をきちっとしていましたので大丈夫でしたが。
備蓄というのは飲み水さえあれば、そんなにたくさんは必要じゃないと思うんです。一日一食でもいいし、隣近所と仲良くしていればなんとかなると思って、あまり備蓄品というのは揃えていません。トイレの紙もそれこそ新聞紙だろうが何だろうが使おうと思えば使えるし。だから大事なのは食べることより、排泄の方だと思いました。
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コンテンツ番号 : UT00000209
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