2011年11月、釜石市での忘れがたい貴重な経験

職場から災害支援派遣されている仲間に会いに行こう、ボランティアを経験しよう、と友人と一緒に釜石市を訪れました。滞在中の一日、ボランティア活動では無く、自らの足で町を見て歩きました。その時の、町で暮らす人の目線が、忘れられません。私達は見るからに旅行人で、その土地の人間ではないと分かったのでしょうね。好奇の目で見たつもりはないし、むしろ目を向けたつもりもなかったのですが、すれ違った住人からは明らかに「私達のことを見ないで」という拒否の気持ちが伝わってきました。 友人とはお互いに言葉を発することなく通り過ぎ、後で同じ感覚を共有しました。とにかく、ものすごく痛かった。今でも思い出すだけで胸が痛いです。でも、ボランティア経験だけでは決して得られなかった貴重な経験であったと思います。