地震発生時

地震発生時、ホテル・オークラで日本外交に関するシンポジウムに参加していた。突然の大きな揺れで会場は騒然となり、携帯で家や職場に連絡をとろうとする参加者が続出。いったんおさまったかに見えてシンポを再開すると余震でまた揺れ、落ち着かないので途中退席した。 ホテルの外に出ると人であふれており、異常事態であることを認識した。最寄の駅へ行ったが地下鉄は止まっており、タクシーもつかまらなかった。とりあえず徒歩で行ける場所を考え息子が勤務する麹町の弁護士事務所まで４０分あまり歩いた。エレベーターも止まっていて８回のオフィスへ階段で。事務所の会議室でテレビを見せてもらい、巨大地震であることを確認。夕方６時過ぎ息子と同僚たち二人の合わせて６人で一番近い息子の自宅へまず向かった。この間に自宅の家内と携帯で連絡がとれた。人であふれる歩道を人の流れとともに歩き、３時間あまり歩いて息子の家へ。そこでまた深夜まで待機しTVニュースで惨状を見つつ夜１１時過ぎに息子の車で送ってもらうべく出発。車は渋滞でほとんど動かず、息子の同僚ふたりを彼らの家近くに降ろして自宅に到着したのは午前２時だった。自宅は家具その他も含めてほとんど何も地震の影響を受けていなかった。