僕は現在ハワイに住んでいる

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僕は現在ハワイに住んでいるので、その日の夜太鼓の練習が終わるとメンバーたちが、携帯のニュースで「日本ででかい地震があった!」と教えてくれました。
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21.3069, -157.858
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21.3069,-157.858
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Japanese
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僕は現在ハワイに住んでいる
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僕は現在ハワイに住んでいるので、その日の夜太鼓の練習が終わるとメンバーたちが、携帯のニュースで「日本ででかい地震があった!」と教えてくれました。前日にも東北地方で比較的大きな地震があったので、そのことかと思い、あまり心配していませんでした。自宅へ帰る途中の車のなかで、友人などから、心配するたくさんのテキストやメールが届きました。そこから携帯のニュースで再度確認すると震度がとてつもなく大きかったので、とりあえず(まだそこまで心配はしていませんでした)東京にいる両親のもとへ電話をしてみました。でも、なかなかつながりません。大阪にいる姉に電話しても電話が通じませんでしたが、ネットを使う電話(Viber)アプリを通じて姉と話すことが出来ました。外出中だった姉は地震の大きさを把握していなかったようで、とりあえず東京の両親と連絡が取れたら電話をしてくれるとのことでした。 その後自宅に戻りネットでニュースを見て、地震の大きさ、被害がとても大きくなる、これから津波がやってくる(ハワイにも)との記事を読み、大事だと思った次第です。 僕はUndergradはNJ州でしたので(2000年卒)、友人数名を911の事件で亡くしています。 その時はロサンゼルスで仕事をしていたので、早朝の朝は仕事どころでなくパニックでした。その時のことを思い出してしまい、なんだか社会がブラックホールの中に吸い込まれてしまうのではないかという錯覚さえ感じ、体中が震えて涙が止まりませんでした。 翌日に両親や身近な友人などとは連絡がとれ無事が確認できました。 ただその後ネットに入って来る映像の強烈さは忘れられません。。。ちょうど学期末に入り、論文の提出締め切り間近だったのですが、それから1週間ほどは何も手につきませんでした。 毎分毎分ネットで状況を確認して、映像をみて、また余震情報にまたおびえました。 ハワイにも津波警報が出て、毎時間サイレンが鳴り響きました。 次の日から、大学にいる他の日本人、日本と関わりのある人たちと連絡を取り合って、ハワイからでも何か出来ないかプランを練り合いました。そんな中には、無気力、どうでもいいことで怒りを覚える、涙が止まらない、不眠症になるなどの症状をみせる人たちがいました。 大学側にメールを書いて、カウンセリングサービス/オフィスに学生たちにカウンセリングが無料であること、ただ単に話すことは大切だというの(特にアジア人はこのようなメンタルサービス/カウンセリングサービスを受けることに対してstigmaを感じる人も多いので)を広めてほしいとリクエストを出しました。ただし、大学側からは返事はありませんでした。日本人の知り合いの中には大学側にある教会のサポートを得て、話し合いの場を開催していました。 学生たちと募金活動もはじめました。 自分も含め、こんなに遠くにいて、何もできない憤りを毎日感じました。ここにはいつもの日常があるなかで、苦しんでいる人たちがたくさんいる。ここにいていいのだろうか。。。と悩みました。 日本のことをたくさん考えるようになりました。出来ることは今は募金などですが、次に日本に戻った際には出来るボランティア活動に参加しようと思っています。 なんだかこの震災後、日本がひとつにまとまってきた気もします。 先日のなでしこのワールドカップ優勝もそうですが、日本をお互いで励まし合うそんな姿がよく見られるようになりました。あいまいな情報しか出さない政治に対して更に厳しい目を持つ人も増えた気がします。そして、政策などの知識を増やして、声を出して行く人も増えているように思えます。 日本人の団結力の高さ、辛抱強さを感じますし、誇りにも思うようになりました。 まだ放射能の問題だったり、被災地の方たちは日常とはほど遠い生活を強いられている状況です。海外からの観光客もかなり減ったと聞いています(去年夏に北海道阿寒で泊まったホテルは客が急減して休業中と聞いています)。今でも時に津波、地震の映像が目に入って来ると、涙さえ出てしまいます。なのでこの物語はまだまだ続いているんだと思います。でも、なんだか日本が更に強くなるような希望みたいなものは感じれています。
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