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3月11日14時46分
私は、石巻魚市場増築棟の新築に伴う消防検査を受けてました。
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38.4329, 141.304
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38.4329
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141.304
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38.4329,141.304
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Anonymous
Media Creator Realname
桃菜花月 嵩人
Language
Japanese
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Japanese Title
3月11日14時46分
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3月11日14時46分
私は、石巻魚市場増築棟の新築に伴う消防検査を受けてました。三陸沖を震源とするマグニチュード9.0の発生時、湊消防署職員と居たものですから防災無線やマスコミの情報よりも逸早く消防無線で6mを超える大津波が来る事を知りました。
『早く逃げろー』
消防署職員の罵声にも聞こえるような大きな声と共に消防検査は中止となり、一斉に逃げた。
5分近くの大きな揺れが治まる前に知りえた情報でした。揺れてる中、車に戻り移動。まだ揺れてる中、逃げる場所を考える。
もう、この段階で業者さん達と別れ個人行動で避難となる。
その昔のチリ地震津波の事を母親から聴いた話を思いだした。当時、湊・大門町に住んでた幼少時の母は湊から一番近い牧山へ逃げた話し。私も牧山へ向かいました。まだ車の渋滞も起こらずに牧山まで避難しました。
車を安全だと思われる標高まで上がり、徒歩で山を下って見ると、既に津波が来襲し遅れた車が何重にも重なり合って流されて行くのを眼にした。
既に陸の孤島化した牧山から移動も出来ず日が暮れる頃には、旧北上川の対岸にある門脇地区で大きな火柱が見えた。プロパンガスのボンベが爆発する音が多数響き渡り地獄のようであった。
牧山での避難生活は、光の無い真暗な時間を皆で焚火を囲み不安な寒い一夜を過ごした。
そして夜空は、恐ろしいくらい星空が綺麗だった。
一睡も出来ず夜明けと共に車を置いて山を降りるも津波の水が引かず車へ戻った。伊原津側から降りようと車で行くと、鹿妻は水が引いてるので行ける所まで行こうと走らせるも直ぐに流された車が重なり合い移動出来なくなった。
鹿妻分館に車を捨てて、大門崎から行くも昭和シェル(アベキ)の所から冠水があり引き返す。
牧山トンネルを通る事が出来る情報を手に入れ歩いて石巻大橋手前まで行くも冠水で、ここで足止め。この段階で牧山が完全に水攻めで孤立してる事を知った。水が引くのを2時間程待つが一向に引くことなく、強行で水に入り石巻大橋へ渡った。
この行為、あとから後悔をした。
橋を渡り切るもバイパスは冠水。土手は歩けるか行きたい方向では無いので、迷った挙句、名前も知らない人達5~6人で集団を作りJR石巻線の線路を歩いて石巻駅へ向かう。っが、水位がどんどん深くなるは、枕木の下が津波で流され大きく抉られてるはで凄く後悔した。胸まで漬かりながら300mくらい移動するも水の冷たさに我慢出来ず近くのアパート2階によじ登って休憩をする一団。
前日から救助を待ってた一団と合流して、ここのアパートに20人くらいの集団となった。冷凍食品の温めてないハンバーグ凄く美味しいって知ってました?極寒の空腹時に皆で分けて食べた冷たい冷凍食品が涙出るほど美味しかった。
たまに新潟消防署のボートが来るも救助されず4時間待つも何も状況が変わらず、一人また一人と水中に入り石巻駅へ歩き始めた。濡れた服で一夜を過ごす勇気も無く一緒に行く人を募って3人で移動した。
凄く冷たくて、かなり後悔。
災害時、水に入るバカどこに居るのか。まったく判断ミス。石巻大橋を渡らず牧山で水引くのを待てば良かった。
無事に駅前のアーケードで、一言交わして3人それぞれ別な方向へと別れた。
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