東日本大震災の「リマインダ装置」について考える。～知恵を出そうニッポン～

いわゆる、「災害遺構」の問題について。「災害遺構は残すべきか、残さざるべきか」。そんな問いが立てられてから、しばらく経ちます。しかし、そんな繊細な問題は、立場の違いによって水掛け論になることは容易に想像できます。でも、この問題は、そんな二項対立的なものなのでしょうか？この大震災の痛手を、記憶・記録・伝承していくための手段は、たくさん考えられるはずで、方法によっては、いくつもの組み合わせ、表現の仕方があるのではないかと思います。それを、立場や考え方を越えて、領域横断的に考えられるように、私の知る様々な「リマインダ装置」案をまとめてみました。