「福島原発作業員のための自家末梢血幹細胞採取・保存」について日本学術会議は自家造血幹細胞移植の利点を認めながらもエビデンスが十分でないことで不適切と結論しています。そもそも、医療にエビデンスは必ずしも必要なく、多くの医 療行為はコンセンサスつまり常識で行われています。Evidence Based Medicine (EBM) という考えが導入される以前の医療は全てコンセンサスです。エビデンスを出すためには、対照群(コントロール)との比較実験が必要となりますが、コンセンサスが得られている医療がある場合、コントロールとなる医療 を受けない群をもうけることは倫理的に問題で不可能です。つまり、コンセンサスが得られすでに確立されている医療に対しては、通常エビデンスは生まれない のです。 未曾有の原発事故への対応にエビデンスのある医療なんてある訳ありません。ここは、知識と経験を持つ医師が真摯に最高の医療を考え、その考えに対しよりよ い医療にするための議論は必要ですが、エビデンスが不十分なためその医療行為が不必要で不適切という考え方は正しくありません。
「福島原発作業員のための自家末梢血幹細胞採取・保存」について日本学術会議は自家造血幹細胞移植の利点を認めながらもエビデンスが十分でないことで不適切と結論しています。そもそも、医療にエビデンスは必ずしも必要なく、多くの医 療行為はコンセンサスつまり常識で行われています。Evidence Based Medicine (EBM) という考えが導入される以前の医療は全てコンセンサスです。エビデンスを出すためには、対照群(コントロール)との比較実験が必要となりますが、コンセンサスが得られている医療がある場合、コントロールとなる医療 を受けない群をもうけることは倫理的に問題で不可能です。つまり、コンセンサスが得られすでに確立されている医療に対しては、通常エビデンスは生まれない のです。 未曾有の原発事故への対応にエビデンスのある医療なんてある訳ありません。ここは、知識と経験を持つ医師が真摯に最高の医療を考え、その考えに対しよりよ い医療にするための議論は必要ですが、エビデンスが不十分なためその医療行為が不必要で不適切という考え方は正しくありません。