2020仙台ワークショップ課題

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Media Creator Username
立野貴大
Media Creator Realname
立野貴大
Frequency
Archive Once
Scope
One Page
Internet Archive Status
Not Submitted
Language
Japanese
To
From
Place of Residence
兵庫県神戸市
Year Of Birth
3月7日
Occupation
学生
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Japanese Title
2020仙台ワークショップ課題
Japanese Description
 私が小学校3年生の時、東日本大震災が発生しました。あの日のことは今でも覚えています。地震が発生した瞬間は学校から帰る途中でした。神戸も揺れたはずでしたが、私自身そして家にいた母はこの時揺れに気づきませんでした。地震のことは友人の家で遊んでいる時にテレビで初めて知りました。東京の駅前に大勢の人が集まっている様子だったのを覚えています。家に帰ってテレビを見ましたが、夜になっても震災のニュースがずっと続いており、いつまで続くのだろうかと思っていました。津波の映像が何度も流れていましたが、当時の私には一体何が起きているのか理解できませんでした。次の日、買い物先で母が福島の原発で爆発が起きたことを知り、教えてくれました。ニュースでは「放射線は危険だ」と何度も報じられていたので、幼いながらも「神戸は大丈夫なのかな」と思っていました。  さて、私は兵庫県にある日本で初めての防災を専門に学ぶ学科である、兵庫県立舞子高校環境防災科に在籍しています。ここからは私が経験した活動を少し紹介させていただきます。  私は夏休みに行われる、防災ジュニアリーダー育成合宿の東北訪問に3度参加し、宮城県を訪れました。震災直後から舞子高校がボランティア活動をしていた東松島市の方や、同じ防災学科を有する多賀城高校との交流、震災を経験された方からの体験談、講義などを聞かせていただきます。活動の拠点であるあおい地区は東松島市の矢本地区に住んでいた方々の集団移転でできた地区です。この地区の方と一緒に焼きそばを作ったり、私たちが「しあわせ運ぼう」「花は咲く」の歌を披露したりします。多賀城高校では、多賀城生の方に町を案内していただきながら、震災にまつわるものを見て回る「街歩き」や、避難に関するワークショップを行います。また、元石巻西高校の教頭先生だった齋藤幸男さんや、震災の時小学生だった雁部那由多さんから災害時の避難所についてや体験談を聞かせていただきます。  1年生の冬にはネパール訪問に参加しました。ネパール訪問は環境防災科、普通科の有志が1週間程かけて現地の学校との交流や、ネパールの防災について学習します。私にとっては初めての海外でした。ネパールでは道路がアスファルトで舗装されておらず、至る所に大きな穴が開いていたり、倒壊しそうな建物を木の棒で支えていたり、電線が無秩序に張り巡らされているなど日本では考えられない、驚かされることばかりでした。ネパール訪問に参加したことで、私の中で変わった思いがありました。これまでは海外のテロや治安に対して恐怖があり、外国には行きたくないと考えていました。しかし、この訪問きっかけに海外の文化や風景をこの目で見るのは素晴らしいことだと気づきました。今では世界中のあちこちを周ってその国について知り、さらには海外の防災事情などを学ぶのが私の夢となっています。
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