2020 仙台ワークショップ課題

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Geolocation
39.064303362002, 141.7397903853
Location(text)
大船渡市赤崎町
Latitude
39.06430336200157
Longitude
141.73979038530365
Location
39.064303362002,141.7397903853
Media Creator Username
佐々木済通
Media Creator Realname
佐々木済通
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Scope
One Page
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Not Submitted
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Japanese
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Japanese Title
2020 仙台ワークショップ課題
Japanese Description
<発災後>  私は、発災当時岩手県の内陸の中学校に勤務をしていました。 発災後、生徒たちが自主的に募金活動をするなど、沿岸の中学生に応援・支援をしようする輪が自然と広がっていきました。また、沿岸の中学校との交流も盛んに行われました。しかし、時間がたつにつれ、徐々に沿岸のことを考える時間は少なくなりました。さらに募金活動だけ続けて本当に支援になっているのだろうかと自問自答したこともありました。そんな時、発災から5年後、沿岸の大船渡市立赤崎中学校に勤務することとなります。 <復興教育担当>   その赤崎中で2年前、復興教育担当を1年間担当しました。この担当が今の自分に繋がっていると感じます。この年の復興教育のテーマは「繋げる」。これには、2つの意味を持たせました。  一つは「記憶を繋げる」。赤崎中は大船渡市で唯一校舎が被災した中学校で、旧校舎の裏山を切り開き、新校舎が完成しました。今の生活をしている生徒たちは、この場所で震災当時の生徒がどのように避難し、どのような経験をしたのかはわかりません。そこで、当時の避難経路を歩いてみたり、当時の赤崎中学校に勤務していた先生、赤崎の地域のみなさんをお招きし講話をしていただき、当時の様子や出来事を学びました。  もう一つは「未来に繋げる」。災害が起こり、赤崎中学校が避難所になったと想定して避難所運営体験を行いました。体験前にHUG(避難所運営ゲーム)を行ったり、3年生は運営役として、必要な係、物資を考え、自分たちで運営できるように何回も話し合いをしました。当日は、自分たちが思った以上にいろいろな避難者役が来て戸惑いもみられましたが、声を掛け合い協力して乗り切った姿をみて頼もしいなと感心したことを今でも記憶に残っています。  生徒たちは、この1年間で赤崎という地域の事を学び、防災への意識も高まったようです。  私は、今年度から、岩手県の東日本大震災津波伝承館で勤務し、震災の事実や教訓を伝える仕事をしています。少しでも学校教育に繋げられればと思っています。 (恥ずかしながら、大船渡市赤崎町は震災前から毎年地域全体で避難防災訓練を行うなど、津波に対しての自主防災に力をいれてきた地域というのは、今の職場で知ることとなります。)
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