第39回国会 衆議院 地方行政委員会 第13号 昭和36年10月26日 | PDF表示 | 国会会議録検索システム

門司亮議員（日本社会党、1897-1993）「こういう協議会なんか幾らこしらえたからといって、それでものがまとまるものじゃございません。少なくとも新しい庁なり省なりを設けて、災害に対しては、予防からあるいは災害に対する処置というようなものを一手に引き受けてやるという確固たる責任が政府になければならぬ」（1961年10月衆議院 地方行政委員会）という意見が出され、池田内閣で自治大臣を務めた安井謙（自由民主党、1911-1986）は、「防災庁なり防災省を作って、防災の実際機関、あるいは実際の計画実施を一本にまとめる、これは非常に有効だと思いますが、反面から考えますと、たとえば防災という仕事がいわば各省の全般にわたっておる部面がある。（中略）門司先生の御意見も私どもは確かに御意見だと思いますし、将来の問題としてはこのことも考えなければならぬと思いますが、これをやるといたしますと、非常に機構上の大改革にもなりますし、またそれが実際上能率にはたしてマッチするかどうかという点には、まだわれわれは確信が持てない」と回答している。